Adobe Illustratorで特許図面を効率よく描く!

【会 場】 WEBセミナー(Zoom)
【日 時】 2022年9月17日(土)13:00~16:30
【内 容】 Adobe Illustratorで特許図面に出て来るような図面(イラスト)を効率よく描くには...。

Illustratorを頻繁に使用する特許図面作成者やマニュアル系イラスト作成者には知っていると必ず役立つIllustratorのテクニックが学べます。

斜視図で使用すると効果的なテクニカルイラストも学べます。

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特許事務所に就職して図面作成者としてAdobe Illustratorを初めて使用している方も多いと思います。

そのような中で他の人がどのように使っているのか、自分の使用方法が正しいのか不安に思うことも多いのではないでしょうか。

今回のセミナーでは、特許図面に出てきそうな課題を講師が作図しながらその方法を解説します。

前半は平面図を描いていきながら、Illustratorの基本的な使用方法を解説いたします。

例えば、この正方形の配置、どうやるのでしょう?

均等な間隔(角度)で、しかも方向も同じ・・・回転ではできません。

後半は斜視図(アイソメ図)を課題とします。


最近では各種メーカーも3Dによる設計が普通になり、3Dデータを提供していただける事もあります。

しかし、メーカーにとっては、「3Dデータは外部に出したくない。」という考えも根強くあり、一切 3Dデータは出さないというメーカーも多い事も事実です。

メーカーから出していただける資料が、画像であったり、写真であったり、2D図面で あったり、ポンチ絵程度のものであったり...。

そこから綺麗な斜視図を描く技術も、特許図面作成者としては必須の技術なのではないでしょう か。

そこで、


●DXFデータから簡単にアイソメ図
特許図面ではDXFデータ(CADデータ)を渡されて斜視図にしてほしいと言われる事もあります。
そのような時にどうすれば良いか解説いたします。
意匠図面でも役立つ等測投影図についてです。


●3Dデータからのイラスト作成
3Dデータが渡された場合の対処方法を紹介させていただきます。お金をかけて確実に図面にする方法、なるべく安価に対応する方法などについてです。
また、3Dデータからイラストを作成すると、不要な線が多く出て汚くなる事があります。
そのような時にどうするのが効率的かも解説いたします。


●写真や3D画像を効率よくトレースする
写真や3D画像をトレースする時に役立つ方法を解説いたします。今まで四苦八苦して描いても何となく変な感じだったものがきれいに描ける様になります。
透視投影と平行投影についてです。


●ポンチ絵からそれっぽくアイソメ図
アイソメ図の簡単な書き方を踏まえて、それっぽく斜視図を描いてみます。
こういう描き方は実践で役立つと思います。



テクニカルイラストレーション技能検定試験という試験がありますが、いわば斜視図(軸測図・軸測投影図)のスペ シャリストであると、”国”(厚生労働省)がその技術を認定してくれる試験です。

その試験についても解説いたしますので、是非多くの方のご参加をお待ちしております。


【参加費】 ■年間パスポート所持者:無料
■一般:\5,000-
■学生:\3,000-(1回の参加で年間パスポート進呈)/学生証をご提示ください。
・お支払いは申し込み時に自動返信されるメールに振込先が記載されていますので、事前にお振込みいただきご参加ください。
【申込み】 締め切りました。
【寸 評】 【講師反省】

1名欠席で、講師含めて15名参加。

久しぶりの特許図面関係のセミナーです。

特許図面で在りがちな斜投影図の説明~3D画像の効率の良いトレース方法~3Dデータの活用方法~2Dデータの効率の良い斜視図化の方法~潰して創る/ホース状のトレース/斜めの形状のトレース方法/それっぽく斜視図作成その他...と説明が進みます。

CS5とCC2021の操作の違いなどで戸惑いながらも、特許図面は手慣れたものなので特に問題なく進みました。

テクニカルイラストレーション技能検定試験の説明も...。

今回はテクニカルイラストに特化したセミナーではないので、その辺の理論的な説明は行いませんでした。

しかし、どうしても特許斜視図制作にはアイソメ図の描き方を応用した方が圧倒的に効率が良いので、少しずつ簡単な方法論だけ説明する形で進めました。

1回セミナーで聞いただけで理解できる訳がありませんので、是非ご自身で勉強していただければと思います。