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概要
特許図の制作
図面の作成要領は?
平成10年改正意匠法
特許図の今後
参考資料
コラム
平成10年改正意匠法で新たに見とめられた図法・図面について
(1) 意匠図面における意匠の基本的表現方法について
意匠登録出願において、立体を表す図面は、正投影図法により各図同一縮尺で作成。
(2) 新たに認められた図法
等角投影図法
斜投影図法
(3) 新たな図法による記載に際しての留意点
出願の意匠について、少なくとも正投影図法において基本とされている6面が表されていること。
(4) 具体的な記載方法
@.等角投影図法
【作図方法
3つの互いに直交する座標軸が互いに120度となるように描く図法です。
等角投影図法による図は、立方体の一辺の長さを1(実長)とすると、それぞれの座標軸方向の長さは、約0.82とやや短くなります。
A.斜投影図法
斜投影図法中で、意匠出願に使用できる図法は、寸法比が客観的に表れる「キャビネット図」と「カバリエ図」に限られます。
a) キャビネット図
【作図方法】
幅、高さ、奥行きの比率が、1:1:0.5傾き角は、特に定められていませんが、45°が最も多く採用されています。

【留意点】
「意匠の説明の欄」に、各図ごとに「キャビネット図」である旨と、「傾き角」を明記しなければなりません。(この記載がないとその図から立体の構成比率を特定することができないものとなります。)
b) カバリエ図
【作図方法】
幅、高さ、奥行きの比率が、1:1:1、傾き角は特に定められていませんが、45°が最も多く採用されています。
【留意点】
「意匠の説明の欄」に各図ごとに「カバリエ図」である旨と「傾き角」を明記しなければなりません。(この記載がないとその図から立体の構成比率を特定することができないものとなります。)
(5) 各図法による具体的記載例
正投影図法で記載すると下記のような形状の意匠ついて、各図法による具体的記載例を以下に示します。
注1)線の太さについて
実線及び破線にあっては約0.4mm、断面図等の切断図を表す平行斜線及び鎖線にあっては約0.2mmとすることが望ましい。
注2)図の記載順序について
図面が複数枚にわたるときは、意匠の特徴が表れる図(例えば、等角投影図法又は斜投影図法、斜視図等)を第一項に記載することが望ましい。
(6) 立体の表面の形状を特定するための新たな記載方法
「一組の図面」だけでは形状を特定することができないときにはこれまでの提出していた「断面図」等の提出負担を軽減するため、立体の表面の形状を特定するための陰(不透明な立体に光を当てたときに、その立体にできる暗部(陰の説明図参照))を表わす線、点その他のものを意匠登録出願の添付図面中に記載することができます。
詳細は、特許庁HP該当欄を参照してください。
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