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歴史
役割りと用途
特徴
投影法
技能検定試験
テクニカルイラストの歴史
ビジュアル表現には欠かせないTIの技法。その歴史をひも解きます。
コミュニケーションの発祥
「テクニカルイラストレーションの歴史」の推敲
今から数十万年前、人類はこの地球上で生活を始めました。
その時から互いの意志伝達手段として身近な生活に関するイラスト(落書き)を岩壁などに描き始めました。
それらは、見たままを 描いた写実的なものから抽象的な記号までが先史時代の住居跡から原始生活の反映として発見されています。 紀元前数千年になるとエジプトのナイル文明、バビロニアのメソポタミア文明、ギリシャのエー ゲ海文明、インドのインダス文明、中国の黄河文明など国家が誕生し、租税や行政のために絵文 字から発達した象形文字、商取引を円滑に記録するためエジプトの象形文字から変化したフェニ キア文字(アルファベッドの原型)のような表音文字が記録のために使われ始めました。
テクニカルイラストレーションの起源
しかし、墳墓など祭儀のためのモニュメントには埋葬者の生前の功績を讃え「説明する絵」(イラストレーション)が多用され続けました。 紀元350年から950年頃、南米ペルーのナスカに長さ約40kmから幅約20kmの台地に 石ころを配列した、巨大な動物達のイラストが描かれました。これは、南半球の夏至の時季に合 わせた天文説明用の地上絵であり、地球のスケールに合わせた世界最大最古のテクニカルイラストレーション、すなわち科学の「技術説明図」だといえます。
イタリアルネサンスに屋内壁面の装飾用に開発された遠近画法は、現在までパースペクティブとして建築の完成図などに多用され図法として確立されました。
テクニカルイラストレーション技法の確立
一方、テクニカルイラストレーションの標準的な図法である軸測投影法はルネサンスの天才ダヴィンチによる機械などの斜投影 図的スケッチから始まり、19世紀初頭のイギリス人ウィリアム・ファリッシュ、20世紀初頭のドイツ人ルドルフ・シェスラーらにより等測図法として確立されました。
テクニカルイラストレーションの発展
現在のテクニカルイラストレーションは第二次大戦中のアメリカで、軍需兵器の組立やメンテナ ンスのために図法規格が開発されました。複数の母国語を持つ人々からなるアメリカ合衆国では、 言葉の壁を超えたテクニカルイラストレーションがマニュアルの中で威力を発揮させました。
日本のテクニカルイラストレーションの基礎
日本におけるテクニカルイラストレーションは、各地でイラストを描いていた方々20余名が昭 和44年4月に千代田区神田で「日本テクニカルイラストレーション協会」を設立させたのが始めです。初代会長の富田素忠氏は戦時中は航空機設計技術者でした。
昭和51年に労働省が産業界発展の一策として、技能検定職種にテクニカルイラストレーション技能士を制定しました。現在、協会では公認1級技能士が主体の技能検定試験への協力や教育活動の他、一般会員の技術向上のための研究会などを行っています。
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